株式会社コンヴァノFASTNAIL AWARD 運営企画
株式会社moodの杉田です。2024年3月1日、東京ポートシティ竹芝 ポートホールにて開催された、株式会社コンヴァノ様の社員総会・表彰式「FASTNAIL AWARD」のイベント全体企画から当日運営、そして余韻を残すダイジェストムービー制作までを一貫して担当させていただきました。
全国の店舗からネイリストの皆さまが一堂に会するこの一日。一年間の挑戦をたたえ、次の一年へと向かう力を分かち合うための、特別な総会の舞台です。ステージの拍手も、懇親会のシャンパングラスを掲げる笑顔も、すべてはこの日この瞬間にしか生まれない景色でした。その熱量を、企画段階から映像納品まで丁寧に設計させていただきました。
本記事では、当日の様子を振り返りながら、制作の裏側でどのような想いを込めて演出を組み立てたのか、担当者としての視点でお伝えできればと思います。
このイベントの根っこにあるもの
株式会社コンヴァノ様が掲げるビジョンは、「ネイルで世界を変える」。社名のCONVANOには「Creation Of New Value And New Opportunities(新しい価値の創造と機会の拡大)」という意味が込められており、ネイル業界の常識をアップデートし続けてきた同社の歩みそのものを表しています。
2時間かかっていたネイル施術を60分で完結させ、スプレーボトル消毒や独自のスチームオフシステムを業界に先駆けて導入し、そしてネイリストを正規雇用することで「安定した職業」へと底上げしてきた。ネイル事業として業界初のマザーズ上場も果たされ、今もなお挑戦を続けていらっしゃいます。
「FASTNAIL AWARD」は、その挑戦の最前線に立つネイリストの皆さま一人ひとりにスポットライトを当てる場です。日々お客様の指先と向き合い、「私らしいキレイ」を支えてきた仲間たちが、互いの一年をたたえ合い、次の挑戦へと踏み出していく。社員総会という枠を超えて、ブランドの未来を描く儀式のような時間だと、自分は受け止めていました。
イベント全体企画|一年の挑戦をたたえ、次の一歩へ繋ぐ一日
企画の出発点として大切にしたのは、「FASTNAIL AWARD」が単なる年次の表彰式ではなく、ブランドの未来を全社員で共有する場であるという視点でした。社員総会としての情報共有、表彰式としての称賛、そして懇親会としての一体感。この三つを一本の物語として流れるように繋ぐことが、企画における自分のミッションでした。
会場には全国から数百名規模のネイリストの皆さまが集まります。お一人おひとりが主役として迎えられ、そして主役として帰路につけるように。プログラムの組み立てから、開場時の動線、配布物、フォトスポットに至るまで、参加者目線で設計を重ねました。一日が終わったあとに「来年もこの場所に立ちたい」と感じていただける構成を、moodのフィロソフィーである「『余韻』をデザインし、記憶に残る体験を」という言葉に照らしながら磨き上げています。
制作|全国のネイリストが集う一日を、細部まで仕立てる
制作工程では、登壇者の数、表彰の段数、映像の本数、進行台本、控室の使い方、ステージの転換タイミングなど、無数のピースを一つの全体像へと組み上げていきました。社員総会・表彰式・懇親会という性質の異なるパートが連続するため、シーン間の「呼吸」を整えることに特に時間をかけています。
当日に向けては、コンヴァノ様のご担当者と何度も打ち合わせを重ね、ブランドが大切にしている世界観をどの場面でも崩さないこと、そしてネイリストの皆さまが安心してステージに立てる準備が整っていることを最優先に進めました。プロフェッショナルの仕事は、見えないところでどれだけ準備されているかで決まると思っています。
演出|BRAND STORYで紡ぐ、コンヴァノの軌跡と未来
演出の核に据えたのは「BRAND STORY」というコーナーです。ステージ上のスクリーンには、創業以来コンヴァノ様が積み上げてきた挑戦の軌跡と、これから向かう未来が映し出されます。ポートホールに常設された400インチクラスの大型スクリーンを最大限に活かし、文字・映像・光・音を一つのレイヤーへと織り重ねました。
表彰のシーンでは、受賞者の名前が呼ばれた瞬間の表情、駆け寄って祝福する仲間の手のひら、トロフィーを受け取る指先まで、すべてが主役になるように照明と音楽のキューを設計しています。誇りと感謝、驚きと喜びが交差する瞬間に、ブランドの「美しく、自分らしく。いいムードをつくる」という空気が宿るよう、演出意図を一つひとつ言語化しながら現場に共有しました。
運営|数百名のネイリストが安心して主役になれる現場づくり
運営においては、開場前のリハーサルから撤収まで、すべてのフェーズで「参加者の体験を止めない」ことを徹底しました。受付・誘導・控室・登壇導線・懇親会への流れまで、複数のスタッフが連携して動く現場です。インカムでの連絡系統、トラブル発生時のエスカレーションフロー、進行が押した場合の調整ポイントなど、想定し得るシナリオを事前に潰し込みました。
当日は、参加されたネイリストの皆さまが純粋にこの一日を楽しめるよう、運営側はあくまで黒子に徹する設計です。スポットライトが当たるのはあくまで主役の方々であるべきだと、自分は強く信じています。
トップメッセージプロデュース|経営の言葉を、現場の心に届ける
社員総会の中でも特に大切にしたのが、経営層からのトップメッセージのパートです。同じ内容であっても、語る順番・間の取り方・スクリーンに映し出すワード・登壇位置の一つで、受け取り手の心への届き方は大きく変わります。
事前のヒアリングで「何を一番伝えたいのか」「会場の皆さまに、終わったあとどんな気持ちで席を立ってほしいのか」を丁寧に擦り合わせ、メッセージの骨格を一緒に組み立てさせていただきました。経営のビジョンが現場のネイリストの皆さまの胸に届き、明日からの一指先一指先に繋がっていく。その橋渡しを担えたことは、自分にとっても誇りある経験でした。
会場選定|「東京ポートシティ竹芝 ポートホール」という選択
会場として選定したのは、東京ポートシティ竹芝の1階に位置する「ポートホール」です。522平方メートル・最大448名収容のスケール感と、壁一面に常設された400インチ級の大型スクリーンは、社員総会の情報伝達力と表彰式の演出力を同時に成立させる稀有なスペックを備えています。
また、1階という搬入導線の良さ、ホワイエとの連動利用、屋外のポートプラザまで含めた回遊性は、数百名規模の社員イベントを安全かつ滑らかに運営するうえで大きな利点でした。竹芝駅直結というアクセス性も、全国から集まるネイリストの皆さまにとって優しい選定理由のひとつです。「ここでなら、コンヴァノ様の世界観を最大限に表現できる」と確信しての決断でした。
ケータリング|祝杯と語らいの時間を、テーブルから設計する
表彰式のあとの懇親会は、ネイリストの皆さまが立場や店舗の垣根を越えて語り合う、もう一つのハイライトです。ケータリングは、その時間の質を決定づける重要な要素でした。フードとドリンクの構成、テーブルレイアウト、装花、グラスの並べ方に至るまで、ブランドの世界観と相性の良い設えを選んでいます。
赤やオレンジを基調とした照明の中で、ガラス越しに揺れるシャンパンや色とりどりの一皿が、皆さまの笑顔をさらに引き立ててくれました。視覚・味覚・空気感が一つになって、はじめて「いいムード」は生まれます。終演後に「ご飯まで美味しかった」と言っていただけた瞬間は、自分にとって何よりのご褒美でした。
本番使用映像制作|ステージを支える、もう一つの主役
本番中にステージ上のスクリーンへ投影される映像は、進行と一体となって体験を引き上げる「もう一つの主役」です。オープニングムービー、BRAND STORYの映像、表彰時のノミネート映像、受賞発表のジングル、エンディングまで、すべての映像を一貫したトーン&マナーで制作しました。
大型スクリーンの解像度を活かしきるための画づくり、フォントの可読性、音楽との同期、ステージ上の登壇者と映像の主従関係。一つひとつのカットに、その瞬間ステージで起こることへの敬意を込めています。映像はステージを邪魔せず、しかし確実に体験を底上げする。そのバランス感覚を貫いた仕事でした。
当日ダイジェストムービー撮影・編集|余韻を、形に残す
そして最後に、自分が特に思い入れを持って担当させていただいたのが、当日ダイジェストムービーの撮影と編集です。約93秒の中に、開場の高揚感、BRAND STORYの厳粛さ、表彰の歓喜、懇親会の温度、そしてエンディングのきらめきまでを凝縮しました。
カメラを向けたのは、ステージ上の主役だけではありません。仲間の名前が呼ばれた瞬間に思わず口元を押さえる方、表彰された同僚にハグを求めて駆け寄る方、グラスを掲げて乾杯する方、フロアで歌に合わせて拳を突き上げる方。一人ひとりの一秒に、この一年の物語が詰まっていました。
映像のラストには「FASTNAIL AWARD」のロゴと会場の余韻を重ねています。観終わったあとに、まだ会場のあの空気の中にいるような感覚が残るように。それが、moodが大切にしている「『余韻』をデザインし、記憶に残る体験を」というフィロソフィーを、映像という形で結晶化させた一本になったと思っています。
株式会社コンヴァノ/FASTNAIL AWARDの最新情報はこちらから
株式会社コンヴァノ様の事業内容や最新ニュースは、株式会社コンヴァノ公式サイトにて随時更新されています。また、FASTNAILブランドの店舗情報や採用情報については、FASTNAIL公式サイトからご覧いただけます。
制作クレジット
制作:株式会社mood(杉田)
担当領域:株式会社コンヴァノ FASTNAIL AWARD<社員総会/表彰式>イベント全体企画・制作・演出・運営・トップメッセージプロデュース・会場選定・ケータリング・本番使用映像制作・当日ダイジェストムービー撮影・編集
「余韻」をデザインし、記憶に残る体験を。