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BAYCREWS FES2024 アフタームービー制作

2024年10月26日(土)・27日(日)、JR大阪駅直結の「グラングリーン大阪 うめきた公園 サウスパーク」で開催された「BAYCREW’S FESTIVAL OSAKA 2024」。株式会社ベイクルーズ様が主催するこのフェスティバルは、大阪では初開催でした。スガ シカオ、m-flo、Original Love、シシド・カフカをはじめとする13組のライブと、BAYCREW’Sグループ35ブランドが集結するファッションショー、マーケット・フードが2日間にわたって展開されています。株式会社mood(担当:杉田)は撮影から編集までを担当しました。尺は約88秒です。

「ついでに仕事も楽しもう」という語順|アフタームービー制作

ベイクルーズ様が掲げているパーパスは「“衣食住美”を通じて人生の楽しみを提供」。ファッション、フード、フィットネス、ファニチャーまで70を超えるブランドを運営されています。

このフェスティバルは、音楽イベントでもアパレル販促でもありません。「衣食住美」を一つの公園に重ねて立ち上げる、生活そのものの祝祭として設計されていました。2024年9月にグランドオープンしたばかりのうめきた公園を選び、入場料は無料。会員登録さえあれば誰でも入れる、開かれた設計です。さらに令和6年能登半島地震・大雨被害への復興支援として、会場内で募金やチャリティバザールも実施されていました。喜びと祈りが並走する場です。

アートディレクションは、グラフィックアーティストのYOSHIROTTEN氏率いるデザインスタジオ「YAR」。同心円が連なるキービジュアルと会場のモニュメントが、芝生広場の上で都市と自然と人の輪を可視化していました。

初日のロケハンで決めたのは、残すべきものはステージの音圧ではなく、この円が描き出した「ひとつの輪の中でみんなが過ごした2日間」のほうだということでした。

ワンカットで決めつけない|撮影

撮影で意識したのは、「BAYCREW’S FESTIVALらしさ」をワンカットで決めつけないことです。

スガ シカオ with 今野均ストリングスカルテットの叙情、m-floのグルーヴ、Original Loveの円熟、シシド・カフカのドラムボーカルの強度、Ryohu・SKRYUのフロウ、沖野修也氏や高木完氏のDJセット。13組にはそれぞれふさわしい間合いと画角があります。ステージ上手・下手・客席後方・最前列とポジションをこまめに入れ替え、楽曲の温度に合わせてレンズと寄り引きを切り替えました。

このフェスの真骨頂である35ブランドのファッションショーは、夜のうめきた公園を、グラングリーン大阪の高層ビル群を背景にモデルが歩いていく光景です。屋内のコレクション会場では絶対に生まれません。ランウェイ脇の水盤に映り込むシルエット、煙の中に切り込む照明、芝生に座って見上げる観客の表情。ファッションショーであると同時に、都市と公園の融合体験そのものを撮るつもりで、ロー、ハイ、引きの俯瞰まで積み重ねています。

マーケットとフードのエリアも同じ重さで撮りました。LUKE’S LOBSTERのキッチンカーで注文を待つ横顔、Bonum vintageでその場でリメイクされていく古着、東野デニムやJOURNAL STANDARD × Ken Kagamiのコラボブースに集まる笑顔。「衣」だけでなく「食」と「美」と「住」が同居していることを、断片の積み重ねで伝えたいと考えました。88秒でも撮れ高に偏りが出ないよう注意しています。

派手ではなく、上質で自由|編集

編集で最初に決めたのは構成のリズムでした。冒頭は会場全景とキービジュアルのモニュメントから入り、観客のシルエットと歓声で世界観へ引き込む。中盤はステージとファッションショー、マーケットとフードを織り交ぜて、昼から夜へ時間が流れる感覚をつくる。ラストは満員の観客と光に包まれた会場、そしてYARが手掛けたキービジュアルへ収斂させる。

カット尺は楽曲のBPMと被写体の感情の起伏に合わせて調整しました。ライブの熱狂シーンではテンポを刻み、ファッションショーの歩み出しでは一呼吸置く。日中の芝生と夜の照明では、グレーディングのトーンも切り替えています。

編集で基準にしたのは、BAYCREW’Sの世界観は「派手」ではなく「上質」で「自由」だという捉え方でした。テンションを上げようとすると、映像はどうしても派手な方向に寄ります。そこを逸脱しないよう、最終尺を何度も見直しています。

アフタームービーは記録であると同時に、終わったあとの感情を一番長く保存するメディアです。会場にいた方が、自宅に帰って何日か経ってから見返したときに、あの瞬間にもう一度立ち会えたと感じられるか。そこを基準に納品しました。

BAYCREW’S FESTIVALの最新情報はこちらから

次回開催情報や出演アーティスト、最新のラインナップについては、BAYCREW’S FESTIVAL OSAKA 2024公式サイトおよび株式会社ベイクルーズ コーポレートサイトでご確認いただけます。

制作クレジット

制作:株式会社mood(杉田)

担当領域:BAYCREW’S FESTIVAL2024 After Movie 撮影、編集

「余韻」をデザインし、記憶に残る体験を。